「宇宙最大の謎は女性」--S・ホーキング教授が講演(CNET Japanより)
筋萎縮性側索硬化症を患うスティーブン・ホーキング博士の講演で、ユーモアを交えて宇宙論を語ったという記事。
人間の能力には驚かざるを得ない。難病をかかえつつ、ケンブリッジ大学で現役で数学を教えているという。宇宙論の第一人者でもあるが、なぜ手も動かせずにそんなことができるのか。
健常者として、もっともっともっと出来ることがあるはずだと、気づかされる。
今日、歯医者に行った。レントゲンを撮ってすぐに診察用の椅子に案内されたら、既に目の前に今撮ったレントゲン画像がある。
デジタルか?ちょっと調べてみると、デジタルX線撮影というのが見つかった。う〜ん、世の中がこれだけデジタルになっているんだから、当たり前と言えば当たり前だが、一般にはあまり知られることのない分野なんので、非常に目新しい感じがする。
そして、使っているアプリはTrophy WINDOWS 6の日本語版のようだった。これを作ってるのは、Trophyという、「Trophy is an Eastman Kodak company.」つまり、コダック社の子会社らしい。本社はフランス。歯科関係のイメージングに特化した会社のよう。
これを見ながらの説明は、わかりやすいし説得力もある。いわゆる、インフォームド・コンセントの手助けになることは間違いない。
さらに、親知らずの一部が少し見えている状況まで、口の中で知らん間に専用(だろうと思う。目をつぶっていて見えなかった。笑)のデジカメで写し、すぐに目の前の影響モニターに映し出しながらの説明。う〜ん、ちゃんと、奥歯の向こう側まで歯を磨きます!!
う〜ん、しかし、一般向けにポンポン売れるもんではないので、下世話ながら、高いんやろなぁ、こういうシステム。
家でブラウザのスタートページにしているのが、スラッシュドットジャパンだが、技術の話題も盛りだくさんで、いまいち正確に意味の掴みきれない[アレげ]な情報が満載で、しばしばそこで知ったニュースをここで紹介したりもしていたりするわけだが、今日は特に驚いた。オリンパス(カメラ、デジカメのオリンパスです)がカプセル内視鏡実用化にめどをつけた(オリンパスのプレスリリース)というのだ。(参考情報:OLYMPUS TECHNO ZONE Vol.46 - 21世紀へ進む内視鏡技術と医療ただし古い、2000-07の情報)
ミクロの決死圏(原題:Fantastic Voyage)という映画をご存じだろうか。これは内視鏡のハナシではなく、潜水艦も人も小さくなる縮小化技術が確立(と言っても、制限時間が確か1時間という制約つき)され、要人の事故で体内(確か脳)に問題が起こり、縮小化技術を初めて使って要人の体内に潜り込み、やることをやり終えて、制限時間ぎりぎりで涙腺から体外に出て来て、要人は助かり、体内で巨大化(元のサイズに戻ること)して要人を殺すことも避けられたというハナシ。完全なSFでビームか何かを当てて縮小化したのであるが、上のオリンパスの内視鏡も、ある意味従来の技術を縮小化しているのだと思う。そして、磁場のコントロールでカプセルを動かし、動力は磁場による外部からの供給で行い、観察もできる。データはもちろん無線送信。薬液も放出できて、サンプルの採取、果ては内部(体内)からの超音波検査。
ものすごい技術だと思う。なんと、胃カメラを初めて実用化したのもオリンパスで、1950年のことらしい。
小腸用の受動型(外部からの電力供給ではなく腸蠕動で動いていくタイプ)として、「小型で低消費電力の撮像技術、無線送信技術」のカプセル内視鏡の治験に入るとのこと。早く臨床で使われるようになり、この技術でどんどんええ結果を出していって欲しい。応援したい!!
この記事はまだ、書きかけです。長くなりそうです。今でも十分長いが(笑)
最近気になるニュースが流れた。朝日新聞の天声人語にまで取り上げられたことをうけて、なんと今日のフジテレビの朝8時からの「とくダネ!」で、キャスターの小倉智昭さんの開口一番の話しでも、この話しが出てきた。(SETI(地球外知的生命体探査)を「エス・イー・ティー・アイ」と言ってるのが笑えたが・・・)
昔からSF(SciFi)が好きで、以前カール・セーガンの「コスモス」などが発刊された時(1980年!)に、SETIという言葉を初めて知った。もうかれこれ24年前位の話し。その時にブルーバックスなどを読み漁り、宇宙にどの程度知的生命体が存在するか推定する、超有名な「ドレイクの式」の存在を知り、夜空を見上げて、「この星空の中に、どれほどの地球人以外の生命がいてるんやろか?」などと空想にふけったものだ。(余談・龍村仁監督の「地球交響曲第2番」に、この方程式の提案者フランク・ドレーク博士が出演している。見に行って、「お〜、あの式を作った人や!」と驚いた。)
SETI@homeは、南米プエルトリコの山肌をくりぬいてパラボラアンテナを設置したアレシボ天文台(電話望遠鏡)が、地球の自転で望遠鏡の方向が変わることで、その方向からの電波を記録し続け、その信号を断片化し、世界中で登録したパソコンユーザーのパソコンの余った時間(ま、スクリーンセイバーが起動するような時間)を利用して、信号解析をするという、分散コンピューティングのプログラム、プロジェクトの名前だ。この存在を知ったときは、どれだけうれしかったことか!1999年5月に始まったこのプロジェクトは、資金面の理由で、当初の2年か3年かで終わるとアナウンスされていた(と記憶している)が、なぜか終わらずずっと続いている。今日の上述小倉さんの話しだと、最大の資金協力者は、スティーブン・スピルバーグだという。
映画「コンタクト」をご存じだろうか?ジョディ・フォスターが電波天文学者の役で、アレシボ天文台で観測していたが、資金カットで観測を続けられなくなり、いろんな会社へ資金提供を頼みに行って、ある会社から資金をもらえることになり、アリゾナ州の電波天文台で観測を続けることができることになり、そして、とうとう異星人からのメッセージらしい有意信号を捉え・・・という話し。原作は、カール・セーガン博士(故人)。この人はNASAでSETIに関わっていた人。この映画の存在を知ったときも、めちゃめちゃうれしかった。もちろんDVDも買いました。もしかしたら、最初に買ったDVDやないやろか?
現在の私の「SETI@home」のステータス。
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Results Received:3607
Total CPU Time:3.476 years
Average CPU Time per work unit:8 hr 26 min 30.4 sec
Average results received per day:1.88
Last result returned:Thu Sep 9 21:23:21 2004 UTC
Registered on:Sun Jun 13 16:40:15 1999 UTC
SETI@home user for:5.247 years
Your rank out of 5162617 total users is:79345th place.
The number of users who have this rank:21
You have completed more work units than 98.463% of our users.
つまり、私はSETI@homeユーザーとして1999-06-13に登録してから3607個のデータ解析(一つ解析するのに平均約8時間26分かかっている)をやり、計算のためにパソコンを3.476年動かし、平均一日1.88個のデータ解析をやっている。5,162,617人のユーザーの中で79,345位にランク(解析した数の多さのランク)されていて、登録ユーザーの98.463%の人たちより多くの解析をしている。とのことだ。
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各種リンク
・SETI@homeプロジェクトホームページ(英語)
・SETI@homeプロジェクトホームページ(日本語)
・WikiPedia(日本語)での「地球外知的生命体探査」
・WikiPedia(英語)での「SETI」アレシボ天文台の電波望遠鏡の写真有り。
・ワーナーブラザーズの映画「Contact」のオフィシャルサイト。上述のカール・セーガンの同名小説の映画化。主演ジョディ・フォスター。I'm okay to go!
・CarlSagan.comカール・セーガン博士のオフィシャルページかな?俳優のサム・ニールを初めて見たとき、この人に似ていると思ったのは、私だけ?
今度星に観に行こか?というハナシが出たので、ちょっと調べてみたら、ええサイトに行き当たった。
The Moon Age Calender
ある日の月齢を調べることができる。月齢の入ったカレンダーを検索できる。
各地の月の出没
日本各地の月の出没を検索できる。携帯向けサイト。結構いろんなものが揃っている。要チェック。トップページは、iおじさん。
星を観に行くには、まずその日の月齢と月の出没時刻をチェックするが、よろし。
たまたまニュースのコーナーで見た選挙関連のテクノロジーに驚いた。
まず、姫路に本社を置く、グローリー工業という会社の「自書式投票用紙分類機」。テレビで観たものはもう少し小さい機械だったように思うが、手書きで書かれた投票用紙を揃えてセットすると、候補者別に分類してくれ、かつ、自分の名前など無効票も分類してくれる。驚いたのはそのスピード(1分間に200枚以上とのこと)と、正確さ。テレビで会社の人にインタビューしていて、判別率はどの程度ですか?と聞くと、会社の人の言葉にぎょっとなった。会社の人曰く「100%です。」ええええええ!ほんまかいな。100%とは!?
学生時代、同級生がCCDカメラでモノの形を認識する研究をしていたが、なかなか制約が多く、大変苦労していたのに、いろんな人が書いた字を認識するのに、100%の判別率とは凄い。技術も進歩したもんだ。参考:朝日放送(ABC) - NEWSゆう「選管はつらいよ・・・」
そして、投票用紙。材質を変えて、折り目をつけて投票箱に放り込んだら、落ちてぱらっと折り目が開く紙にしたらしい。それで、開票の手間が半分になったらしい。これは、なかなか検索できなかったが、どうやら「ユポ紙」にしたらしい。会社でつき合いのある印刷屋さんから聞いたことがあったが、投票用紙に使われているとは知らんかった。
Only One Excellent Company
ユポ・コーポレーション
ほんまの参考サイト:印刷のツボ
新聞読んでて、思わず「へーそうなんや!」と思った。
誰でも一度は行ったことのあるプラネタリウム。日本には350館くらいあり、世界でも有数の「プラネタリウム大国」なんだそうだ。その中で、年間25万人も訪れる日本一の来館者数を誇る(別に誇ってるわけではないんだろうが)、名古屋市科学館。数度子ども達と行ったことがあるが、プラネタリウムは観たことがない?一回あるか?ま、そんな程度。
その名古屋市科学館の天文主幹、北原政子さんが、日本プラネタリウム協会の会長をされているとのこと。正直、天文の世界で女性が活躍というのは珍しいような気がする。頑張って欲しい。今度はプラネタリウム行ってみよう、近い事やし。
参考:「宇宙の癒やし効果、プラネタリウムが復活へ」nikkeibp.jp
土星探査機カッシーニ、無事に土星の周回軌道へ、初画像を送信
(日本語、関連ニュースや他サイトへのリンク充実)
少し前のニュースにはなるが、1997年にNASAが打ち上げた土星探査機カッシーニが土星の周回軌道に無事乗ったらしい。このプロジェクトはこれで終わりではなく、今年のクリスマスにはカッシーニから小型衛星ホイヘンスが切り離され、来年1月(2005-01)には土星の月(衛星)の一つタイタンへ投入される。無事地表に降り立つことができれば、すばらしいデータを提供してくれることだろう。
こういうニュースを聞くとワクワクする。私はSF小説が子供の頃から好きでよく読んだし、映画もSFが大好き。好きなSF作家の一人が「2001年宇宙の旅」の作者アーサー・C・クラークだが、小説の中の世界が現実になっている感が強い。
想像力が、現実世界を作り出す。そんな感じがする。
参考サイト
NASAのこのプロジェクト[Cassini-Huygens]、トップページ
Cassini-Huygens - Wikipedia(英語)
Wikipedia英語サイトによると、2003年にカッシーニから電波を送ることで、アインシュタインの一般相対性理論を確認する実験も行われたらしい。実験データは、理論の正当性を支持するものだったとのこと。こんなことも行われているとは!?
金星の太陽面通過が起こる。それも日本での観測は、なんと130年ぶり。そんなニュースでわくわくしていたんだが、ということは、こういうコトだとは、ピンと来なかった。
太陽・地球・金星が一直線…130年ぶり現象に歓声
(凄い写真が載っている。リンク切れになる前に、必見!)
ちょっと考えたらわかるハナシやけどなぁ。そう、一直線に並ぶから太陽の前を通るのが見えるわけや。残念ながら愛知県では曇ってました。しかし、ネット上でのストリーム配信をちょっとだけ見ました。
LIVE! VENUS 2004
(こういうページの紹介は、昨日までにやっとくべきやなぁ。)
過去の記録から、金星の太陽面通過は105→8→122→8年で起こることがわかっているらしく、次回は2012年とのこと。8年後にはこの目で見れるかな。
NHKの「地球大進化」という番組は凄かった。第1集「生命の星 大衝突からの出発」を見たんだが、46億年前に地球ができて以来、最大400キロメートルもの小惑星が最大8回も衝突しているとの説があり、その衝突をコンピュータシミュレーションで見せるところがあった。「地殻津波」が起こり海よりも深いところから地殻(地球の表面)がめくれあがり・・・6000度に達した衝突部分では岩石蒸発(?)と言われる現象が起こり、ほぼ一日で地球の裏側まで火の海になり1ヶ月後には海洋部分が全て蒸発・・・1000年後に雨が降り出し・・・。そんな過酷な「事件」を視覚化して見せてくれた。
そんな映像を見ていて、ちょっと胸がむかむかするような気分の悪さを覚えた。
悲惨な事件やいろんな映像をテレビで目にするが、いままでそんなことはなかった。しかし、今回の「地球大進化」第1集は、カタストロフィーというか、全生物が一瞬にして滅亡するような圧倒的なイメージがそうさせたのか。
しかし、全生物の滅亡ということではなく、地表ではそんな破滅的な出来事が起こっても、地下などに住む生物は生き延びたのではないかと考えられているそうだ。
そして、さらに驚くべき事実も知った。アメリカの「塩湖」の地下、岩盤(岩塩)をくり抜いて作られている核関連物質の廃棄場で採取した、2億年以上も前の塩の結晶中に閉じこめられた、2億年以上の前の海水の中に生物(バクテリアのようなもの)が発見され、さらに驚くべき事に、その生物に栄養を与え続けたら、活動を開始したというのだ。
なんとも、生命の神秘に触れたような気にさせられた。
再放送は2004年4月19日月曜日の深夜24時15分(4月20日火曜日0時15分)から1時間。
映画「マトリックス」の世界が実話になる日も近い?
アメリカのサイバーキネティックスという会社が、近々脳内信号を外部コンピューターに伝えるチップを脳に埋め込む臨床試験の実施をアメリカの食品医薬品局から承認されたとのこと。出典:YOMIURI ON-LINE
うまく行けば、将来的には神経まひなどの患者さんが考えるだけで、代替の機能をコンピュータなどを通して制御することができるようになると期待されているとのことだ。
想像できることはみんな実現できると言われるが、時間がかかっても是非実現して欲しい技術ではある。ただ、倫理面など議論は必要かもしれない。何か、一線を引いておく必要もあるだろう。
リニア彗星とニート彗星が見られる今年、ヘール・ボップ以来の期待をしてます。肉眼でどれだけ見えるんだろうか?リニアは北斗七星程度の明るさだと言うので、恐らく目が悪い私でも見えるだろう。5等程度のニートは見えるかな?
スラドは面白いサイトやなぁ。タレコミできるよう精進します。
<スラッシュドットジャパンでの日記より転記>
兵庫県立西はりま天文台公園に直径2メートルの反射望遠鏡が、エンジニアリングファーストライトに成功したとのこと。今まで国内最大の望遠鏡は直径1.88メートル。更新は44年ぶりとのこと。
兵庫県立西はりま天文台公園ホームページ
ここには、宿泊施設もあるので、是非泊まりがけで行きたい。
火星探査機Spiritは、だいぶ回復してきているようだ。アームを伸ばして岩の探索を始めたり、写真も送ってきているとのこと。搭載されているコンピュータのメモリーに問題があったとのことだったが、取りあえず回復してきてよかった。
Mars Exploration Rover Mission: Multimedia
[必見!]プレスリリースの写真、大量の送られてきた生写真を見れます。
SpiritとOpportunityそれぞれの写真があります。
Opportunityが着陸に成功したとのこと。トラブっている1台目のSpiritについても、復活を期待させるコメントが出てます。
取りあえず、おめでとう!
アメリカの火星探査機が、先日着陸した現在トラブル中のSpritに続き、Opportunityが着陸するとのこと。中継は日本時間1月25日日曜日午後2時頃からNASA TVで。(RealPlayer必要!)
日本時間の明日1月25日の午後2時頃らしい。着陸に関して、NASA TVで放映があるらしい。
がんばれ!
アメリカが送っている火星探査機が危機に瀕しているもよう。詳細:NASAのプレスリリース
日本と欧州が失敗しているだけに、ブッシュは好きじゃないが、何とかアメリカにはがんばって欲しいと思っているんですが、「深刻な状況」らしいので、ただただ信号の回復を祈るばかりです。ちなみに、この火星の地表を動き回るSpiritは、Javaをベースにしたプログラムで動いてるとのことです。宇宙でも活躍するJava、火星探査車を動かす(ITmedia)
がんばれ!JPL!!