2006年11月04日

佐藤初女さん [映画(26), 環境(15)]

今日、名古屋市西文化小劇場へ行き、地球交響曲(ガイアシンフォニー)第2番を観、そのあと、出演者の一人、佐藤初女さんの講演を聞いた。

この第2番は、約10年前に電話会社のお客様ご招待の形で、初めて観た。それから私の地球交響曲は始まった。2度観たのは、これが初めて。それが、出演者の佐藤初女さんの講演も聞けるとあって、すごく楽しみにしていた。

佐藤初女さんは、お年はなんと85歳。その元気さ、しっかりしたしゃべり方、つやつやのお顔、そして、『働いてきた』温かい手。

講演後、出口のところで待っていてくれた。列に並び、私も声を掛けさせていただいた。握手をしてもらいながら、「お話を伺い、自分でもおにぎりを作ってみようと思いました」と伝えた。初女さんの手の温もりが忘れられない。決して白魚のような指ではなく、働いてきた手をされていた。

そして、握手の仕方。握手というより、ここで会えた人と心を通わせるような握り方。手の温もりを通して、ここで会えた人の記憶を手に留めようとしているかのような握り方。両手で手を握り、少し顔を傾けて、手を通して、この人のことを心に焼き付けようとしているような握り方。本当に印象に残った。今、こうやって思い出しながら書いていると、胸が熱くなってくるような感じがする。何人か前の女性は、握手したあとに感激したのか、涙ぐんでいた。今になって、その女性の気持ちがわかる。

「与える」ということを続けている人は、きっとこうやって溢れる何か、溢れるエネルギーを、握手するだけに人に伝えることができるんだろうと思う。すごい人だと思った。そして、本当に素敵な人。

そして、なんとサプライズが!今日、第6番の名古屋試写会でこちらに来られていた、プロデューサー龍村ゆかりさんが登場!公式ブログで書き込みもされる方。先日など、私のブログにもコメントをいただき、嬉しかったり恐縮したりといったことがあり、講演活動もされているので、一度お会いしたいと思っていた。短いコメントだけだったが、心から嬉しそうな顔をされていたのが印象的だった。機会があったら講演に参加したいと思う。

なんだか、本当に嬉しい一日だった。

Posted by nakadaira at 2006年11月04日 22:21
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