2005年10月27日

文字・活字文化の日 [本(ブック)(32)]

文字・活字文化振興法が成立した。2005-07-22に成立したとのこと。

新聞はそれなりに読んでるつもりではあるが、今日、うどん屋で読売新聞を読むまで、全く知らんかった。本が私にとって、非常に心躍るモノが感じられる法律である。しかし、その反面、法律にせな活字離れはなくならないのかという漠然とした心配もある。

具体的な施策はどういったものが出てくるのか?そう思ったが、社団法人日本書籍出版協会が出した談話が発表されていて、その中に「活字文化議員連盟」(この超党派の議員連盟がこの法律の成立に尽力したようだ)の発表している「施行に伴う施策の展開」も掲載されている。

初めて知ったが、公立図書館を持たない自治体が多くあるとのこと。図書館は行政が当たり前のように設置しているものと思っていたが、そうでもないらしい。確かに図書館は、本を購入し続けな成り立たないモノなので、予算がないところは設置もできないかもしれないとも思う。

しかし、この法律ができたからには、もっともっと多くの図書館が便利に利用できることを願ってやまない。そして、開館時間を長くするとか、複数の自治体にまたがる『相互乗り入れ』的なサービス(つまり、近隣の自治体の図書館と連携をして、隣の市の人でも借りられるようなサービス)ももっと拡充するべきことのうに思う。

人生出会える本なんて限られている。一ヶ月に10冊読んだとしても、70年間で読める本はたったの8400冊しかない。この中から「あ〜この本を読むために、俺は生まれてきたんや!」みたいなことを思える本はあるだろうか。

本好きな私としては、各方面、いろんな人、団体などが、この法律の成立趣旨を理解して、できるだけのことをしてもらえたらと思う。

そして、今日は、この法律が第11条で定めた、「文字・活字文化の日」なんですよ。だから、読売新聞に特集が組まれていたわけや。今頃、気づいた。

Posted by nakadaira at 2005年10月27日 23:05
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