今日は、柳美里さんの大切な人、東由多加さんの命日。
柳美里さんの存在はもちろんだいぶ以前から知ってはいたが、著作を読んだのは、「命」が最初。続く「魂」「声」「生(いきる)」は、ホントに一気に読んでしまった。柳美里さんの圧倒的な文章力に飲み込まれながら。
柳美里さんにとっての東由多加さんは、私には「大切な人」としか表現できない。その人の遺影に好きだったモノをお供えする柳さんの気持ちを考えると、胸がざわざわする。このざわざわをどう表現していいのかもわからない。
来世、柳さんと東さんは、きっと出会う。そんな気がしてならない。
Posted by nakadaira at 2005年04月20日 23:10初めまして。
柳さんのトラックバックに貼ってあったのでお邪魔しました。何とも言えない不思議なものです。
昨日は東さんの命日だという事を思いつつ、仕事をしていました。
何のご縁もない方ですが、こうやって「想う」事が出来るのはまさに柳さんの本の威力。
本を開けば、その様子が画像になるんですから。
夢を見ててこんな状況になります。登場人物の痛みや苦しみを味わっているのに、私は空から眺めている傍観者。
上から見下ろしている感じ。
命4部作はすべてそんな感じでした。
画像が広がる、広がる。
だから4/20は東さんを想う日になりました。
愛加さん、初めまして。コメントありがとうございます。
私の場合も、東さんの活躍など全く知らなかったのに、柳さんの文章を通して、「想う」ことができるようになりました。東さんの顔も浮かんでくるし、一緒に闘病したような気さえします。柳さんの圧倒的な文章力のなせる技なのでしょう。
そして、愛加さんがここに来てくれたことも、柳さんのおかげなんですよね。
また気が向いたらお越しください。