中国の元共産党総書記だった、改革派趙紫陽(趙紫陽 - Wikipedia)が、2005-01-17に亡くなられた。85歳だった。ご冥福をお祈りする。
彼は、1989-06-04に起こった天安門事件(6・4事件)(六四天安門事件 - Wikipedia)に至る天安門を学生が占拠したときに、党総書記として天安門へ出向き学生に対して同情的な発言をしたとして失脚、名誉回復されないままの逝去となった。いつかは表舞台に立つ日が来て欲しいと思っていた人だっただけに残念である。
天安門事件(6・4事件)は、元総書記で1989年4月に急逝した改革派の胡耀邦(胡耀邦 - Wikipedia)を追悼する集会を、学生が天安門広場で始めたのがきっかけになっている。
どこかの論評で、同じような形で趙紫陽を追悼する集会が開かれ、民主化要求が出てくるのではないかというのも見かけた。しかし、同じようなことは起こって欲しくない。もっと穏やかな形で民主化されることを願う。
毎日テレビに釘付けだった1989年の5月末から6月が思い出される。
Posted by nakadaira at 2005年01月24日 01:27