「テヅルモヅル」とは一体何か??私は、長年悩んできた。悩んできたというのは大げさだが、カタカナを並べて遊んだとしても、絶対に誰も「テヅルモヅル」という並びは作らないだろう。そんな風にさえ思ってしまう言葉「テヅルモヅル」。
これの単語に出会ったのは大学生の時。戸川純の音楽にはまった(と言っても、ゲルニカは聞いたことないので、似非ファンやな)ことがあり、もりともひこに「戸川純的な音楽教えてくれへんか?」と言って紹介してもらったのが、小川美潮の、正確にはチャクラの「南洋でヨイショ」と仙波清彦とはにわオールスターズの「はにわ」だった。
前ふりが長すぎて、ここまで読んでもらえへんかもしれんが、その「はにわ」の8曲目のタイトルが「沖のてづるもづる」。そう、この曲のタイトルを見て、ずっと「変な言葉やなぁ〜」と思っていた。このアルバム「はにわ」はかなり前衛的なというか、普段聞くことのなかった、当時の私にとって(今の私にとっても)とても衝撃的な音楽だった。そして、不気味なというか、摩訶不思議な単語「てづるもづる」。これが印象に残っていて、昨年もりともひこに録音してもらったオーディオテープを発見し、検索したらCDが発売されていた(本日現在Amazon.co.jpでは在庫切れ)ので購入したことで、また「てづるもづる」という単語を再認識した。
そして、そして、遂に今日(正確には昨日)名古屋港水族館でその単語「てづるもづる」の謎が解けたのだった!!!
それにしても、「テヅルモヅル」とはよく言ったものだ。形を見ていると、このクモヒトデの仲間は、ほんま「テヅルモヅル」という「音」が似合ってるなぁという気になってくる。この写真が名古屋港水族館にあったわけではないが、クモヒトデの仲間という説明とともに、展示されていた。名前は「テヅルモヅル類」。そうか、曲のタイトルは「沖のてづるもづる」だが、正式には「オキノテヅルモヅル」だったんやな。
あ〜、なんだかとてもすっきりした。
Posted by nakadaira at 2004年06月07日 00:39